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市川 進一
no journal, ,
原子力科学研究所のタンデム加速器施設に敷設されているオンライン同位体分離器で用いるイオン源として、表面電離型,アーク放電型イオン源を開発してきた。これらイオン源を用い、重イオン核融合反応やウランの陽子誘起核分裂反応などで生成する未知核種の探索を行い、これまで、希土類領域で13核種、アクチノイド領域で5核種の新同位元素を発見した。さらに、崩壊エネルギー(Q )の系統的測定から2中性子分離エネルギーの導出、崩壊核分光研究から遇-遇Ba, Gd, Dy核の第1励起準位エネルギーの決定等を進めてきた。講演では、これまでのイオン源開発とそれを用いた新核種探索結果並びに崩壊核分光研究の成果について報告する。
長江 大輔; 石井 哲朗; 牧井 宏之*; 高橋 竜太; 市川 進一; 長 明彦; 乙川 義憲
no journal, ,
原子力機構ではアクチノイド領域の研究を行っている。これまでの研究はおもに化学分離を用いて行われてきたが、短寿命の核種には応用するのが難しい。そこでビームの飛行中に質量数,陽子数を分離できるようイオントラップの開発を進めている。これまでにNa, Rb, Csで数十%の効率でトラップに成功した。本講演ではトラップの開発状況を紹介する。
宇都野 穣; 大塚 孝治*; Brown, B. A.*; 本間 道雄*; 水崎 高浩*
no journal, ,
不安定核において大きな興味の一つとなっている殻構造について、殻模型でどのように理解されているかについてレビュー講演する。著者らは中性子数20領域の魔法数消滅の研究から、不安定核では核力による殻構造の変化が生じると主張してきた。この殻進化と呼ばれる殻構造の変化は、近年、テンソル力による説明が与えられた。球形平均場計算によって、中重核で見られる一粒子軌道の変化はテンソル力で説明可能なことがわかったが、その普遍性や、変形や相関との関係などの多体効果について議論するには殻模型による研究が必要である。テンソル力を取り入れたsd-pf殻模型相互作用を新たに構築し、テンソル力の影響が顕著に見られると考えられる中性子数28領域の構造を殻模型によって研究した。その結果、カルシウム同位体の陽子空孔状態のような一粒子状態の他に、Siの変形や、スペクトロスコピック因子の分布など、さまざまな現象がテンソル力による殻進化によって理解されることがわかった。さらに、実験データの少ない中性子数28を超えた領域の殻進化について、原子力機構タンデムでなされたKの核分光実験データなどをもとに議論する。